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「どうしてなのっ!
いい加減にしなさいっ!
許さないわよ、絶対に。
あなたはまだ子供なの。
この家を出ていくなんて
ムリに決まってるでしょ?!
何が不満なの?
お母さんの事そんなに嫌い?
お母さん精一杯、
杏那の事考えてきたつもりよ。
ねぇ、何がそんなに嫌だっていうの。」
何年ぶりかの両親の顔…。
懐かしい位ずっとずっと、
会ってないお母さんの顔。
これは、夢だ………。
もう3年も会ってないのに
現実なのかもしれないなんて、
期待してしまうあたしは馬鹿なのかな。
お母さんは声を震わせて泣いてる。
3年前のあの時の忘れたくても
忘れられないお母さんの泣き顔だった。
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