ブレイク3~頑張れ!鼓子さん~

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「ん~?何面白いことしてるの~?お茶が入ったよ~」  彼方が、木陰に敷物を広げて西洋かっぷを並べた。  夢摘はその横にざっく・おむらいすを並べる。  彼方と夢摘は手を合わせて 「いただきます」 と、緑色のざっく・おむらいすを口に入れた。 「きゃー!!!食べちゃダメだって!!!!」  彼方と夢摘は、にっこり笑って 「超!おいし~!!!!」 「…………え?料理の腕上達したのかな?」  鼓子が箸をつけるか迷っていると、蜂文が隣に腰を下ろした。 「お!見事な前鬼ですね。ミハイル殿にこのような才能があったとは驚きです。いただきます」    蜂文も口に入れた。 「ふごぉ!?」  そのまま、口を押えて下の小川へ消えて行った。 「何だろ~?この抹茶の風味と青のりが最高~!枝豆も入ってる~」  彼方が口いっぱい頬張る。 「懐かしいごーやの味もするかい!あ、抹茶飴みーっけ!」 (この二人、味音痴か!?)  木に括りつけられた由比と鼓子は同じ言葉を呟いた 「食べなくてよかった……」
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