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「ん~?何面白いことしてるの~?お茶が入ったよ~」
彼方が、木陰に敷物を広げて西洋かっぷを並べた。
夢摘はその横にざっく・おむらいすを並べる。
彼方と夢摘は手を合わせて
「いただきます」
と、緑色のざっく・おむらいすを口に入れた。
「きゃー!!!食べちゃダメだって!!!!」
彼方と夢摘は、にっこり笑って
「超!おいし~!!!!」
「…………え?料理の腕上達したのかな?」
鼓子が箸をつけるか迷っていると、蜂文が隣に腰を下ろした。
「お!見事な前鬼ですね。ミハイル殿にこのような才能があったとは驚きです。いただきます」
蜂文も口に入れた。
「ふごぉ!?」
そのまま、口を押えて下の小川へ消えて行った。
「何だろ~?この抹茶の風味と青のりが最高~!枝豆も入ってる~」
彼方が口いっぱい頬張る。
「懐かしいごーやの味もするかい!あ、抹茶飴みーっけ!」
(この二人、味音痴か!?)
木に括りつけられた由比と鼓子は同じ言葉を呟いた
「食べなくてよかった……」
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