夢の案内人 #2

1/2
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ

夢の案内人 #2

そこには辰己だけが真っ白な空間に立っていた。 「辰ちゃん、 今のは」 「兄貴の後悔が生み出した幻想だ、 心配しなくてもその想いは届けるさ。 といっても輪廻にそっと流すだけだよ」 「ありがとう 辰ちゃん……ごめんね」 弟は、 静かに微笑み笑みを残してすうっと消えていった。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!