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んだよ、拗ねてんなちびっ子。
あれ、夜桜お前いくつだっけ?」
「はぁっ?
1年もあたしに会いに来といて
なんなの、それくらい覚えてくれてても
良いと思うんですけどー?
20歳ですけどなにかー。」
この人は変わらないなーと思いながら
自分の煙草にも火を付けた
「あははははっ!
そんなに若かったっけ?」
「はーあ?
本当に失礼なんですけどー。
そーいう、矢崎さん40だっけ?プッ…」
嫌味を返したら矢崎さんは渋い顔のまま
首の後ろを引き寄せて何度もキスを降らす。
「悪かったなー、俺老けてて。
まだ31なんすけどね?
あー、ショックだなー。
ないちゃいそうだなー。」
「老けてるとは言ってないもん!
でも、あたしよりはおじさんだーあ。」
キスで火照った体をバレたくなくて
あたしはお布団にくるまって背を向ける。
矢崎さんと繋がってる時も、
こうして甘ったるい空気を感じながら
喋るのも不思議と嫌いじゃない。
むしろ、落ち着くからあたしは彼を手放せない。
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