第1話

Tシャツ

フルセットで書いたは良いが

止めた方がいいかな。。

悩んでいた。

1%の望みを込めて送る事にした。

送り先はファンクラブである。

瑠偉が着てくれるといいな。

発送をする為にコンビニへ。

荷物を出した私の帰り道は

想像と妄想でいっぱいだった。

殆どが妄想ですが…。

Tシャツを着た瑠偉とデートしたいとか

お礼の手紙か電話がきたらどうしようとか。

過去に有名になる前のミュージシャンから

お礼のハガキが届いた事があり

今回も、もしかしたらと期待していた。

期待するだけ馬鹿を見るというが

この位の期待、

したって罰当たりにならないよね。

そう思いながら妄想の夜は更けていった。