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それからの日々は長く感じた。
1日ってこんなに長かったっけ?
そう思える日々だった。
この日はボーナス支給日だというのに
それすらも忘れる程に瑠偉とのレッスンで頭がいっぱいだった。
「あかね、今日ボーナスだから帰りに飲みに行かない?」
誘ってきたのは同僚の遠藤久美子だった。
たまには顔だしするのも気分転換になるので
「うん、うん、行こうよ」
勤務後に私達2人は銀座へ行くことにした。
日頃の疲れとうっぷんを晴らす様に私は呑んで食べた。
そんな時間を過ごしていても瑠偉が頭の中から離れない。
もう重症になりつつあった。
瑠偉への想いに。
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