episode6・②

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「ところで、美杉ちゃん。しーちゃ、いや、詩織は元気?」 「とっても」 カットをはじめた途端、大一さんはあたしに訊ねた。 大一さんは、あたしが詩織の友達だと知ってから、こうしてマメにサロンへ訪れるようになった。 メヘンディーアートを教えてくれると言い出したのも、自分からだった(詩織にはあたしが教えて欲しいと頼んだと言っているらしいけれど)。 多分、詩織の事をあたしから聞きだしたいのだろう。
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