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それなのに、彼はずっとあたしの側にいてくれた。あの夜から、ずっと。
感謝しているだけじゃすまされない、それ以上の思いを、あたしは今西村君に抱いている。
もう、ずっと前から。
なのに、あたしは、その想いをきちんと告げることなく今日まで過ごしてきてしまった。
それは、もしかしたら、また隆也と再会したとき、あたしの気持ちが揺らがないという自信が持てなかったから。
西村君を再び傷つけることだけは避けたかった。なんとしても。
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