episode6・②

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「み、みぃたん!?」 普段、人前でべたつくことをひどく嫌うあたしのこの行為に、彼は面食らったような顔をしている。 あたしは、そんな彼に言う。 「例え体を重ねなくても、あたしの心の中には、もう、聖人しかいないから」 呆然とする彼を置き去りに、あたしは足早に歩き出す。 ようやく言えた。
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