episode6・②

8/34
前へ
/34ページ
次へ
「それにしても、ずいぶん思い切って短くされるんですね」 長い髪の毛は、彼女によく似合っていたから少しだけもったいないような気がした。 すると彼女、 「ありきたりだけれど、失恋しちゃったの」 こんなことを言うではないか。 「も、申し訳ございません」 つくづく、自分の発言が墓穴を掘るので、あたしはまたまた恐縮してしまった。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

72人が本棚に入れています
本棚に追加