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レールガン。
物体を電磁誘導によって加速して撃ち出す装置で、この第一人類が言うには、第二人類の技術では兵器としての実用化はまず不可能な代物らしい。
しゃん、と、甲高く涼やかな音が鳴る。
釣鐘や和太鼓が優雅な拍子を刻む、美しく華やかな晴れ舞台とは裏腹にその音色は、どこか寄る辺なさ気に晩夏の大気へと溶けて行く。
『せやな。自分の友達やったちゅう、あのちびっこの言うた事は事実や』
この宇宙服は、他の第二人類には見えないらしい。
いったいどうやってそんな魔法じみた現象を引き起こしているのかはよく分からないけど、変な人に思われないよう小声で話すのにはちょっと神経を使う。
もっとも、どうして俺にだけに見えるのかは何となく、察しがついている。
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