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「・・・・・・ひよこ?」
我々の目が点になり、油断したそのとき、警報装置がけたたましく鳴り響いた。
はっと我に返ったときには時既に遅し。
乱入してきた黒ずくめの男たちによって、、我々三人は取り押さえられていた。
「ムフフフ。チミたちかね。アタチの宝を盗みに来たアッポンポンは。」
ドアの側に立っていた黒ずくめの男が道を開ける。
そこには、一ノ瀬家の当主、八雲氏が立っていた。
「う!ま、まぶしい!」
僕は、思わず目を覆った。
銀やティナも同様らしい。
そうか、黒ずくめの男たちが黒のサングラスをしているのは、八雲氏の頭部から発せられる眩いばかりの光から目を守るためだったのか!
そう。
八雲氏のツルピカリンだった。
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