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「アタチのお肌をピッカピカに磨くのに、半身浴してる間、お風呂の壁が殺風景だったからにぃ。ラップ巻いて濡れないようにしたからダイジョーブ。」
なわけあるかあああ!
「じゃあ、『禿げ上がる人』も・・・」
「あれは、玄関でコート掛けにちょうどいいのよん。アタチお利口さん、ウフン。」
信じられない芸術品の扱いだ。
「まあ、チミたちに欲がなくてよかったよかった。先日の極悪無比な盗賊たちときたらぁぁぁぁ!許せんでち!プンスカ!」
どうやら、僕たちより先にここに盗みに入ったものがいるらしい。
しかも、八雲氏を怒らせるほどの盗みをしたというのか?
いったい、何者だろう。
同業者として気になる。
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