~第2章~

7/42
前へ
/51ページ
次へ
「なんか、問題のある子らしくてどう頑張っても組むとしたらマルス君以外考えられないそうよ」 ・・・どんな問題児だよ。 「いずれにせよ却下だ」 ゴロンと完全に横になる。床が冷たいからちょっと背中から冷えてくる。 「あら、いいのかしら?」 「なにがだ?」 「凄く可愛いって入学式で有名だったのよ?」 男ならなんでもそれに釣られるとでもおもってるのか?アホな委員長。 「却下だ。俺はそんなもん興味ない」 「んー。でも、なんか聞いた話その子の魔法って珍しいんだって先生が言ってたわよ?」 「・・・ほう」 ちょっと興味が出てきた。 寝かせた身体を起こし、アホな委員長に向け続きを待つ。 この世で魔法の基本型は 強化系統 放出系統 錬金系統 これが「主に分けられる三系統だ。」 俺の得意なのは雷は放出系統に分類される。 「あら、興味でた?」 「そんな事はいいから、どんな魔法なんだ?」 「んー。詳しくは教えて貰ってないんだけど魔法剣らしいよ?」 魔法剣・・・。 確かにあまり聞かないが今までいない訳じゃない。歴代だと武器に魔法を纏わせて炎の剣などがあげられるのが有名な魔法剣だ。 しかし、結局は一種の錬金系統に属する、魔法剣作製と言う魔法は錬金系統ではあるが使える人間が少ない為に珍しいだけだ。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加