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「そうだね、今日はもう遅いからね。私はここに泊まっていくね」
安堵感で体の筋肉が弛むのがわかった。
オレは無言で身仕度をした。
これ以上何も喋らないでくれと心の中で思った。
祈る気持ちで服を来た。
シャツとズボンはすぐに見つかったが、靴下がどこにいったのかわからなかった。
ベッドの横やカバンの近くを探しても見つからなかった。
携帯やタバコをバックに詰めながら靴下を探していると何か探しているの?と振り返らず田沼京子が言った。
このままやり過ごそうと思っていたのに会話をするきっかけを与えてしまった。
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