第二章

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そんな孫の話が話題として出たのだから 彼女のように顔色ひとつ変えない方がおかしい。 だけど、彼女は、その事に気がつかなかった。 「君に頼みたいことがある」 彼女を見つめる会長の視線には、戯れ言を匂わす雰囲気が込められていた。 「はい」 「うちの孫の女遊びをやめさせて欲しい」
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