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一緒の部屋に泊まろうなんて、
考えていなかった。
そりゃあ、夕飯を一緒に食べて
ほんの少し、恋人っぽいこと
できたらな、とは思っていた。
まさか、一緒の部屋に泊まることになるとは…
嬉しい反面、実は
戸惑っている。
この間の酔った後の桐山さんの
あの破壊力。
僕の理性をふっとばした、あれは
相当だった。
あー、やばいかもなあ。
焦ってる桐山さんはやっぱり可愛い。
「くっ!!!!
じゃあ、こーします!
私あっちの寝室で寝るんで、吉田さんはこっちで寝てくださいね!!!!!!!
ちゃんと女将さんに頼みますから!!!!!!!!!!」
必死すぎないか、桐山さん。
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