【暴走Ⅴ その壱】

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『あー!もうっ!可愛い過ぎんだろっ!』 「…いだいんでずげどぉ~。」 何故か両頬を引っ張られてる私。 『可愛いぞ。蘭花ぶぅ~ちゃん。』 手を離し軽くキスをした。 両頬を撫で撫でする私。 痛かったしぃ~。 『よしっ!出掛けるか!』 何かテンション高いね。 まぁ。いいか。 車に乗り込み出発。 『せっかくだし、どっか行くか?デートする?』 運転席から笑って竜兄が言う。 「いいねぇ。デートしたぁ~い。でも、時間無いでしょ。明日、竜兄仕事だよね?買い物だけして竜兄の家に行こうよ。デートは今度ね。」 『だな。でも、せっかくお前が可愛い格好してくれたのに。勿体ねぇよな。』 勿体ないのか? 「そうなの?あー。じゃあさ。プリクラ撮る?二人で。」 そうだ。そうだ。 『プリクラ?』 「ん。プリクラ。」
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