【暴走Ⅴ その壱】

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「ショッピングモールに行けばあるでしょ。ゲーセンとかあるし。ついでに、今日はそこで買い物すればいいんじゃない?ついでだし。」 いつもは、近所のスーパーだけど。 『ショッピングモールねぇ。あんまり行きたくねぇな。人多いし。』 「何処も多いでしょ。夏休みだし。嫌なら別にいいけど。」 『まぁ。いいや。行ってみるか。でも、俺から離れるなよ。』   あぁ。そう言う事ね。 「ん。手繋ごうね。」  竜兄は返事の代わりに私の髪を撫でて微笑んだ。 ショッピングモールに着き、直ぐにプリクラを探す。 「あっ!あった!」 竜兄の手を引っ張る私。 『分かったから。プリクラは逃げねぇよ。』 何て言いながらも、手を繋いだまま。 二人でプリクラを堪能。 色んなパターンで撮ったり、文字を入れたり。 出来上がったプリクラを見せる。 『すげぇな。』 と、竜兄も私も満足しました。 そのまま買い物。 いつものスーパーとは違い広いから品揃えもいい。 変わった調味料を買ったり、食材を買ったり。 たくさん買って買い物終了。 『何かたくさん買ったな。蘭花。腹減ってねぇ?』 あぁ。そう言えば食べて無いな。 「そう言われたらお腹空いてきた。何か食べてく?」 と、言うことで近くのファーストフード店へ。
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