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あおい「輝さんとは……そうですね、デュエマを通して知り合った友人……?」
牧名「なんでそこ疑問系なんだ」
言えない、あおいはそう思った。
輝との出会いはそれはもう奇妙すぎてどう説明したらいいのか分からないし、あまり説明もしたくない。
あおい「ところで輝さん、外国に行くっていってたのに……
外国でのお仕事は終わったんですか?」
牧名「外国で仕事?」
あおい「輝さんは探偵をやってるんですよ。」
あおいがそっと耳打ちをした。
海外で通用する日本の探偵。目の前にいる人物は実はかなりの大物なのかもしれない。
輝「んー、そうだな……
そこは機密事項だから教えられないなぁ」
仕事で日本に帰ってきたのか、それともあまりにも暇だったので帰ってきたのか、どちらともとれる。
あおい「そうですか……じゃあ、いつまで三刃市にいるんですか?」
輝「そうだな……もうちょっといなきゃいけないかな。」
牧名「……?」
いなきゃいけない。牧名はその言葉に疑問を感じた。
それはつまり……仕事でこの地に来たことを意味するのではないか。
ならば、何の仕事で……?そういえば、彼には『三人の神』について調べている友人がいると言っていた。
もしかしたら、彼は『龍脈』について……
牧名(考え過ぎ……だな。)
そんなことがあるはずない。仕事だとしても、たまたま三刃市で何かあっただけだろう。
探偵とはいえ、一般人が龍脈のことを知っているはずがないのだから。
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