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一通り見回してみたが、特に変わっていることはない。
牧名「まあ……そんな簡単に変わるわけないよなぁ……」
そう呟きながら、牧名は石碑の近くであおいとシェリィが帰ってくるのを待つことにした。
……一人になることで、自分のこれからの行動を考える時間が出来た。
牧名「私の体は……もう永くはないだろう。
だから……その前に、羅門を倒さなくてはならない。」
彼女は知っていた。自分の体に残された『生命力』のようなものが、もう尽きかけていることを。
牧名の様子がおかしかったのは、その牧名の『生命力』である……『マナ』が尽きかけていたのが原因だ。
牧名「ん?あれは……?」
どうやら一人で思考する時間は終わったようだ。
20代くらいの若い男が、この公園にやって来た。こんなところにいるなんて……彼も物好きな歴史マニアなのだろうか。
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