21人が本棚に入れています
本棚に追加
「こんな感じでどうかな」
松山が紙を見せた。
顔が赤くなる。
「うん、でも、健太とかアスターさんとか司馬さんは、私に気があるんじゃなくて……」
「うん、みんな佐川を揶揄いたいんだよね。あんまり佐川が安曇さんにベタ惚れだから」
「だからね、もし今後佐川にムカつく事があったら、『▼▼■が▲▽▽だから####』って言ってやると再起不能になるから。
あとは……『え、指かと思った』とかすごく落ち込むと思うな」
「松山、てめえそれ以上、瞳子さんの耳を汚したら………」
佐川くんに引き寄せられる前に。
お兄ちゃんが後ろからから耳を塞いだ。
「まとめてたたっ斬る、ぞ?」
「ふふ、やだなあ安曇先輩。僕だって貴方のファンですよ」
「ねー、指って言われたらなんでショックなのー?」
あかりが、首を傾げてナナシ先輩に聞く。
「うーん、むつかしいねー。」
ニコニコと飴を取り出して口に放り込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!