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アスターと司馬が転入してきてからも一ヶ月。
俺たちの思いが通じた記念日に被せてくるなんて、嫌がらせにも程がある。
しかも武道館にちょくちょく顔を出して、瞳子さんに手を出そうとする。
厄介な剣さんが部活を引退して、やっと瞳子さんとまったり出来ると思ったのに。
しかもあいつら、挨拶で誰にでもキスしやがる。
瞳子さんの手や頬や髪に馴れ馴れしく、かつわざとらしくリップ音をたてて。
瞳子さんがそういうことに慣れること自体が害悪だ。
俺が手を握っただけでこんなに赤くなる瞳子さんが。
俺が盾になって守らないと。
ん?
待て待て。
俺は彼氏なんだからもっと攻めるべきなんでは。
頬とか、唇とか、もっと触れていい立場……だよな。
司馬だって、クンフーとか合気道とかを教えあってるけど、いつ本性を出して体を触り出すか分からない。
体のどこに触られるのが危険なのか、瞳子さんに教えてるほうが良いのかも。
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