◼️学校での佐川と瞳子

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アスターと司馬が転入してきてからも一ヶ月。 俺たちの思いが通じた記念日に被せてくるなんて、嫌がらせにも程がある。 しかも武道館にちょくちょく顔を出して、瞳子さんに手を出そうとする。 厄介な剣さんが部活を引退して、やっと瞳子さんとまったり出来ると思ったのに。 しかもあいつら、挨拶で誰にでもキスしやがる。 瞳子さんの手や頬や髪に馴れ馴れしく、かつわざとらしくリップ音をたてて。 瞳子さんがそういうことに慣れること自体が害悪だ。 俺が手を握っただけでこんなに赤くなる瞳子さんが。 俺が盾になって守らないと。 ん? 待て待て。 俺は彼氏なんだからもっと攻めるべきなんでは。 頬とか、唇とか、もっと触れていい立場……だよな。 司馬だって、クンフーとか合気道とかを教えあってるけど、いつ本性を出して体を触り出すか分からない。 体のどこに触られるのが危険なのか、瞳子さんに教えてるほうが良いのかも。
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