◼️学校での佐川と瞳子

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■ 昼休み 瞳子さんは里菜ちゃんとお弁当を食べている。 俺としては一分一秒でも瞳子さんを独占したいところだけど、朝と放課後をべったり頂いてるので譲歩した。 中庭で食べている二人を遠くから眺めるだけにする。 「……ストーカー彼氏」 吉野が呟いた。 山田と机を並べて弁当を食べている。 「浮かれやがって」 山田の顔を見ると、ついそう言いたくなる。 「ご、ごめん」 「謝ることないわよ山田。私ら悪くないし。はい、口開けな」 ミートボールを放り込む。 山田が赤面する。 「吉野、今のっ」 「何よアンタ、『はい、あーん』 とか言ったら緊張するでしょ。ったく、間接キスくらいで赤くならないでよ。」 「ご、ごめん」 「まあ可愛いからいいけど」 松山が微笑む。 「良い感じに仲良しだね、君ら」
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