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昼は特殊な業種を除いては
ほとんどの人が働いている時間帯であり、
夜は独特の雰囲気を持つ怪しく、
かつ感傷的にもなる時間帯である。
それに比べて、朝、
とりわけ早朝はまさしく神々の時間帯なのである。
まだ、ほとんどの人が眠りから覚めず、
日中の大きさの数倍もあるオレンジ色に輝く太陽が
登り始めるこの時間帯は、
例え猛暑の真夏であっても、
ちょっと冷気さえ含んだ爽やかさで、
これから始まる一日のプロローグに相応しく、
空気も新鮮だ。
そう、
早朝という時間帯は、
その日のすべてがまだ純粋な状態であり、
汚れていない無垢な時間帯なのである。
この神々しい時間帯は、
それを体験したものでなくては
わからない特別なものでもあるのだ。
そして、
その神秘的な時間帯では
何が起こってもまったく不思議ではない。
なぜなら人間が目覚める前の
神々の唯一の時間帯なのだから…。
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