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ハジマリがあれば、オワリがある。
くだらないこの世界も、早くオワレば良いのに。
ぁあー。一眠りしますか。
――「あの少女、どうですか?」
「名前は?」
「佐野架鈴。十五歳。かなりぐれてますね。」
「良いだろう。…佐野、架鈴。君は地獄から脱け出せるのかな?あっはっはっ―――
あー、よく寝た。つまんなすぎる。あんな授業受けて、何の意味があんのか。わからな……
ここ、どこ?
今、授業中で、寝てて…
起きたら、真っ白の泡みたいな、なにもない世界。
「お目覚めになられましたか?佐野、架鈴様。」
「はっ?あんた誰?てか何で私の名前知って…」
「ぁあ、話さなくて良いですよ。今から私に伝えたいことを念じて下さい。それにお答えしますから。」
はぁ?バカらしい。何が言いたいんだか…
「バカとは失礼な!ワタクシは立派な支配人ですぞ!」
!!伝わった。
支配人…?どうゆーこと?支配人って、どこを支配してるの…
「説明しましょう。今、架鈴様が居られる世界は、いわゆる〔異世界〕です。つまり、あなたは、別の世界に迷い込んだ人間です。」
面倒くさいことになりそうだな。ぁあー。
つまらない。
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