誓いマス

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「ねぇ、お料理にもランクがあるんだって。どうしようか?」  そう言って話し掛けた時も、彼はニコリと笑って、 「杏純の好きなのを選べばいいよ」 と、私の肩をポンと叩いた。  叩かれた肩と、私の横を通り過ぎた彼。  私はその遠ざかる彼の背中に向かい、 「じゃあ……そうするね」 と、笑って呟いた。
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