登場人物紹介①~主人公と八犬士~

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登場人物紹介①~主人公と八犬士~

■三木狭子みききょうこ  性別:女  年齢:18歳  身長:158cm  物語の主人公。現代を生きる高校3年生の少女。愛称は狭。歴史(特に日本史)が好きで、進学予定だった大学では史学を専攻しようと考えるほど。性格は、明るくて活発。空手が得意で、多少の護身術は心得ている。また、逆境でも立ち向かえる強さを秘めている。  『里見八犬伝』の世界へタイムスリップする前は、物語に関する内容のもの。そして、それ以降は犬士達や、自身に関わる夢を見てきた。そんな彼女の正体は、3つの姿を持つ特異な存在。一つ目は、“先の世より来た姫”=三木狭子。二つ目が“千里眼を持つ者”=前世の自分・琥狛。3つ目は…(詳細は第25話参照)といった具合である。狭子が見る夢や白昼夢のような者は、この“千里眼”という能力が発動しているがためである。また、主人公にこのような能力をつけたのは、“自分のいない場所で起きている出来事を描くため”に作者が考えた設定でもある。 名前の由来は、“きょうこ”という名に特別な理由がないが、“狭”の字を使ったのは、八犬伝にまつわる話のため、“犬”を意味する「けものへん」がある漢字を入れたかったためである。また、彼女の前世・琥狛の“狛”も、本来の字と変えているのはそういった理由があるためである。主人公を“現代の高校生”にした理由は、今を生きる現代っ子の視線で八犬伝の世界を捉え、時代劇特融の昔の言葉を多用する必要のない(というより使えない)状態を作り出すためだったりする。
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