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「3階~」
菜摘先輩は指示してくる。
3階!?
俺に運べと言うのか!?
仕方なしに菜摘先輩をおんぶして、俺は階段を登り始めた。
「302号室~」
はいはい。
分かりましたよ。
302号室までたどり着いた。
「広田先輩、着きましたよ」
「カギ~カギ~」
菜摘先輩はお気楽にバッグの中に手を入れて、カギを見つけて取り出した。
「あら~?もしかして~送ってくれた~?」
「はい、大丈夫ですか?」
「もうらいじょうぶですよ~。ありがとさ~ん」
菜摘先輩は呆気なく部屋に消えて行った。
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