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これが恋ってやつだろうか。
それを知るには、初恋が近所の本屋さんだった私には、圧倒的に経験値が足りなくて。
やっぱり恋だと自覚するまで、数週間要してしまった。
その間の私といえば、まるで仕事にならなかったのだから困る。
名前も部署も知らない相手。
広いビルのなか、また彼に出会うことは不可能に近い。
そう思っていたのに意外と早く、私は彼に再会した。
運命とかそんなんじゃなく、私は単にツイていたのだ。
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