Pure

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背中に回されている手が服の中に入ってきて、ブラのホックが外された。 「ひゃっ! し、忍さん!私、お風呂入ってない…!」 「全然、気になりませんよ」 直に背中の肌に手が触れられるだけで、全身に電気が走ったかのような痺れに襲われる…! 首筋の一瞬の痛みも一緒に。 「こ、ここリビングだし…!」 「大丈夫です。 やり方は色々ありますから」 あり得ない言葉を発しながら全身に体重をかけて、私を押し倒した忍さん。 このソファは確かに大きいけど、本当にこの上で?! 「あ、あの…忍さん! お願い…せめてシャワーだけでも…」 「………すみません、もう無理です」 「あっ…えっ…?」 「もう限界。 …昨日から触れたくて仕方なかったんです。 いいですか? 一刻も早く…凛が、あなたが欲しい」 私の唇を親指でなぞり、返事を催促してくる忍さん。 期待いっぱいの眼差しで見つめられては、拒否することなんて出来ない。 「に、匂っても、嫌わないで…下さい…ね?」 なんて、何とも色気のない返事。 なのに忍さんは、こんなバカで子どもな私をとても愛おしく見つめてくれて、 「私が凛を嫌うなんてこと、永遠にあり得ないから」 なんて、甘い言葉をくれたと同時に、落ちてきた彼の身体に私は腕を回して、彼を受け入れた… 彼が与えてくれる、熱くて熱くてしょうがない熱も一緒に。
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