2958人が本棚に入れています
本棚に追加
背中に回されている手が服の中に入ってきて、ブラのホックが外された。
「ひゃっ!
し、忍さん!私、お風呂入ってない…!」
「全然、気になりませんよ」
直に背中の肌に手が触れられるだけで、全身に電気が走ったかのような痺れに襲われる…!
首筋の一瞬の痛みも一緒に。
「こ、ここリビングだし…!」
「大丈夫です。
やり方は色々ありますから」
あり得ない言葉を発しながら全身に体重をかけて、私を押し倒した忍さん。
このソファは確かに大きいけど、本当にこの上で?!
「あ、あの…忍さん!
お願い…せめてシャワーだけでも…」
「………すみません、もう無理です」
「あっ…えっ…?」
「もう限界。
…昨日から触れたくて仕方なかったんです。
いいですか?
一刻も早く…凛が、あなたが欲しい」
私の唇を親指でなぞり、返事を催促してくる忍さん。
期待いっぱいの眼差しで見つめられては、拒否することなんて出来ない。
「に、匂っても、嫌わないで…下さい…ね?」
なんて、何とも色気のない返事。
なのに忍さんは、こんなバカで子どもな私をとても愛おしく見つめてくれて、
「私が凛を嫌うなんてこと、永遠にあり得ないから」
なんて、甘い言葉をくれたと同時に、落ちてきた彼の身体に私は腕を回して、彼を受け入れた…
彼が与えてくれる、熱くて熱くてしょうがない熱も一緒に。
最初のコメントを投稿しよう!