悪夢

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「寿々花には どうしても 話せなかったんだけど。 実はね、ずっと 心当たりが……と言うか、 引っかかっていることが あったんだ」 一歩、 桜介さんが 距離を詰めてくる。 その分、 いや、その倍は 後退したいのに。 私の足はまだ 動いてくれない。 ここにいてはいけないと、 彼の話を 聞いてはいけないと わかっているのに。
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