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ベシッ。
ズルズルズル。
「その手は、なんなのよ」
ハエ叩きで、思いっきり壁に叩きつける。
「胸を大きくしてやろうと…」
「あなた!」
「娘の胸に欲情するなんて、最低」
ドカッ。
ボカボカ。
妻達に、袋叩きにあう妖精を見て
「はぁ…もう、寝よ…明日は、先生の授業だといいな」
ボコボコに殴られる妖精から助けを求める声が聞こえてきたけど、無視をして私は寝る事にした。
いつか、ゾンビ化が究明されて妖精が消えて平和な日常が戻ってくるのを信じて、今日は寝よう。
そして、いつか…
お母さんって、呼べたら良いな…
すぅ…すぅ…
夢の中の平和な世界へと、私は落ちていった。
ーfinー
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