非日常な日常

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授業が始まる頃に教室に集まった生徒は半分も居なかった。 「蛍ちゃん、おはようー」 「茜ちゃん、おはよう。今日は先生来るかな?」 担任の先生は、3日連続ゾンビ化していた。 「先生に分からない所が聞きたいのに」 茜ちゃんは、この前ゾンビ化した時に授業よりゾンビの本能に支配され街で人を襲い保護された経歴の持ち主だ。 人間の中にはゾンビ化が気に入り、ゾンビに自らなり社会問題人間なっていると今朝のニュースで流れていた。 「ゾンビになれば勉強しなくて良いのに。でも、勉強出来ないと将来が…」 茜ちゃんは、教科書を睨みながら話す。 「蛍ちゃんは、妖精界に来れば良いのに」 「そうそう、こんなので何を覚えるのやら」 妖精の二人が教科書を、パラパラと捲りながら話す。 妖精界には学校は無いらしい。 それは、とても魅力的だけど私は人間界が良い。 二人を無視して授業の準備をする。 そして、授業が始まるのを待つ。 しかし、時間になっても先生は来ずにTV授業が始まった。
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