終わりの始まり

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~国境付近の森~ 以前の任務に行った森、純はここに来るように指示していたみたいだ。俺もここに来るように飴に魔法を施していたからちょうど良かった。 ヒロ「待たせたな」 アキト「大丈夫だ、そんなに待っていない。」 ヒロ「で?答えを言いに来たんだろう?」 アキト「あぁ、俺はデルフィンに降らせて貰いに来た。」 それはまた随分とあっさりしたものだ。 純「またそれはどう言った了見だい?」 アキト「帝国は俺を必要としていない。奴等はトウヤしか要らないみたいでな、俺をゴミ同然に見てくる。」 ヒロ「ほう?」 これほどの力が眠ってるというのに見向きもしない。普通なら勇者のお付きだとか名目を使って丁重に扱うだろうが、どうやら皇帝は人を見る目がないようだ ヒロ「信じられる奴は?」 アキト「一人としていない。ましてや女なんて反吐が出る。俺は其の辺のテンプレ巻き込まれとは違うんだよ」 嘘は言っていないようだ。目が真っ直ぐだ ヒロ「なるほどな」 一人になりきれなかった孤高。中二病過ぎwww アキト「あんたら、俺の呪いを解ける、っつったよな?」 純「そりゃ勿論。その後遺症についても保証しようww」 アキト「分かった、すぐにでもお願いする」 ヒロ「いいのか?未練は?」 アキト「ない。むしろ俺がアイツに止めを刺す。刺し違えてでもな」 相当な覚悟も見えた。合格だ .
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