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アキトside
忌々しい存在が近づいてくる。それは今の俺にとって一番の障害であり癌……
トウヤ「アキト!!」
神座トウヤだ。そしてそいつの友人と呼べる奴らもいる。
アキト「トウヤ達か。何の用だ、ここは敵の領地だぞ?」
トウヤ「何の用って……、アキトを助けに来たんだ!!」
「クラスメイトとして、仲間として当然よ!」
と、トウヤにいつもべったりの第一皇女が言う。仲間…?笑わせてくれるな。
アキト「ふっ……」
「どうした、アキト?」
アキト「ありがとよ、来てくれて。」
「当然です、私達は仲間なんですから!」
ますます笑わせてくれるな、こいつらは…だがこれでハッキリした。俺はこいつら皆大ッ嫌いだと分かった。
アキト「これで……
これでお前らを心置きなく殺せる。」
「は?うっ……」
隠し持っていたナイフを一人に向かって投げた。そいつは抵抗できずそのまま死んだ。
アキト「人間の命って、こんなにも軽いもんなんだな。」
脆いな…
トウヤ「アキト、何をするんだ!!大切な仲間だっただろ!?それなのにっ……!」
アキト「仲間だと…?面白いなそいつは何のギャグだ?」
トウヤ「何が面白いんだ!一緒に強くなった人を仲間と言わずに何と言うんだ!!
どうしてこんな事が出来るんだ!?」
怒りと悲しみが混ざり、涙を流すトウヤ。これだ、俺が見たかったトウヤの表情の一つだ
アキト「何でだと?どうやらお前は俺の事を何一つ分かっていなかったようだな」
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