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プロローグ
「カラフル」は、私が見ていた「カラフル」とは大分かけ離れてはいた。それでも、私は素直にそれを受け容れた。太陽の輝きも空の青も夕日の赤も星の煌きも、それから漆黒の闇も。想像していたとおりではなかった。
全ては時間が解決する。ゆっくりと時間をかけると私の中で融合ていって見えるものに化していった。
それは一瞬の電撃?私の決して長くはない人生で初めての経験。私は、素直にそれを受け容れられないでいる。そんな私をもう一人の私に観られている。私は私に問いかけようとした。でも、直ぐにそれも億劫になり、気がつくと身体は白日に包まれた。色はなかった。気分は良くも悪くもなかった。かといって穏やかには、ほど遠かった。
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