1番 契約者

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タロットとは、 占いなどで使われる一組のカードで、二十二種類の絵札からなる大アルカナのカードと、四十種類の数札と、十六種類の人物札からなる小アルカナカードの計七十八枚のカードで形成されている。 タロットの起源は、古代エジプトの絵本が起源だったり、ジプシー起源だったり、古代地中海のグノーシス主義から発生したとか、などと様々な説が飛び交っていて、定かではない。 歴史的にタロットが使用していたとされるのは、十五世紀初期ルネサンス時代のイタリアまで辿り、最古の記録は1442年、北イタリアのフェラーラ領主エステ家の帳簿にみられる「トリオンフィのカードのパック」を購入したという記述である。当時「トリオンフィ」は主に画家の手書きによるもので、貴族たちの遊戯に用いられ、枚数や絵柄などに幅広いバリエーションがあった。 十五世紀には北イタリアを中心にタロットを用いた遊戯が流行しており、そのあまりの流行に修道士が説教の中で忌むべきものとしてとりあげたり、領主が禁止の勅令を下すほどであったらしい。 (とある大百科より抜粋)
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