きみに会いたい

3/5
前へ
/41ページ
次へ
屋上へ向かう 階段に 誰かが立っているのが見えた 「有宮くん……」 佐条くんの姿をした 有宮くんは 顔色ひとつ変えずに あたしを見つめた 「あの……佐条くんと お話したって…」 元にもどれそうなの? どうやったら出来るの? いろんなことを聞きたかったけれど 彼はただ一言 「あいつから聞いてくれ まだ上にいるから」 「はい……」 あたしは頷くと 有宮くんを見送り そのまま屋上へと 向かう
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加