絶体絶命

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「……このやろう!」 彼は逆上して あたしを押さえ付け ガムテープの上から 唇を強引に重ねた 「……んんっ」 「なんだ、感じてんのか」 テープの上からだけれど 唇の感触がはっきりとわかって あたしは寒気がした やめて! 足で蹴り上げようとするけれど 身動きが取れない 「無駄な抵抗はやめとけ 優しくしてやるから 諦めろ」 にやにやと彼は笑って あたしのスカートに手を伸ばす 「……くっ」 いやらしい手が スカートの中を彷徨い 太ももに触れた ぞわぞわと 悪寒が走り あたしはぼろぼろと 涙をこぼした
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