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「…なんだ?
こえーのか?…
恨むならてめーの男を恨めよ?
有宮が早く来ねーから
あんたは俺に抱かれちまうんだよ」
ひひ、と喉の奥で笑う彼の手が
するすると下着に近付く
あたしは全身を強張らせた
いやだ!!
有宮くん──!
あたしは心の中で
精一杯叫んでいた
来るはずもない彼の名前を
その時
だった
「ぐえっ」
一気に体が軽くなる
馬乗りになっていた男が消えていた
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