絶体絶命

7/13
前へ
/41ページ
次へ
「…なんだ? こえーのか?… 恨むならてめーの男を恨めよ? 有宮が早く来ねーから あんたは俺に抱かれちまうんだよ」 ひひ、と喉の奥で笑う彼の手が するすると下着に近付く あたしは全身を強張らせた いやだ!! 有宮くん──! あたしは心の中で 精一杯叫んでいた 来るはずもない彼の名前を その時 だった 「ぐえっ」 一気に体が軽くなる 馬乗りになっていた男が消えていた
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加