決着

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「少し早いかもしれないが、 行こうか」 「え? ど、どこに……」 「VIPのお出迎えだよ」 VIP? でも…… 得意客の到着の時間までは まだまだある。 「午後の商談相手さ」 「ああ…… ミレニアム生命ですか? それでも早すぎるんじゃ」 聞けば相手側から 昼食に誘われたらしい。 温人さんはそれに ではうちの レストランではどうかと 提案したそうだ。 それは良いのだけれど、 秘書の私がまったく 聞かされていない。 それはとても問題だ。
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