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相変わらず有志を無視して話を続ける。
これも日常のようだ。。
「じゃあ俺たちは帰るぞ」
「嫌よ。有志は私のものよ「お前に有志は渡さん」つれないわね」
「待て」
ジルの呼び止めにキースは少し不機嫌そうにジルに向きなおした。
「なんだよ」
「任務の話だ。有志に」
「え?」
有志は驚く。
今までずっとキースと一緒に任務をこなしてきた。
だからキースと離れ任務をすると言うのは想像できなかったのだ。
「僕だけですか?」
「そうだ。説明するから少し時間をくれ」
「その前にジュリア離れてよ」
「有志も独り立ちか。じゃあ俺は先に帰ってるぞ」
そういうとドアに向かって歩き出す。
「キース待て。お前にも聞いて貰いたい」
2度も呼び止められ先ほどより不機嫌になったが、息子の事だからと自分に言い聞かせ、ジルと向き合う。
「実はな。有志には南のルナリアにあるリーフブリッジ学園に入学して欲しいんだ」
「「はぃ?」」
「もっともな反応だ」
2人の反応に冷静に返すジル。
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