死と転成の物語

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「本当に転成出来るのか?」 「もちろん!ってか、決定事項だからね?神会議で」 「神会議?議題は?」 「嫌な死に方チャンピオンは誰だ!」 「はぁ、まぁいいか」 「で、今から転成についての話をするね」 ソウは話を始めた 「颯斗くんには先程言ったとおり、魔法と剣の世界【レイシーク】に行ってもらうよ。細かい情報は後であげるね、で、ここからが大切な話」 俺は真剣に耳を傾ける 「今回の嫌な死に方チャンピオンには特典として、何でも三つのお願いを聞くよ。本当に何でもね」 そう言うと、ソウは紙とペンを出して俺の前に置く 「いきなりだけど、書いて!」 「今直ぐかよ!えーっと…」 突然言われてもな… 「魔法があるってことは魔力とか属性も有るんだよな?」 ソウは頷く じゃあ… 俺はソウに紙を渡す 「えーっと? 1.魔力、属性はその世界に産まれて居たら持って居るであろう物を 2.その世界で生きていく為に必要な知識 3.その世界での言語 って、ええ!?」 ソウは大袈裟に驚いた 「どうした?」 ソウは溜息をつく 「颯斗くん、欲無さすぎだよ」 「そうか?知識とか言語とか勉強もせずに貰うんだぞ?ズルいだろ」
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