戻って来た場所で

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「お前のことが 好きだ……」 真っ直ぐに見つめられ そう告げられると あたしはこくりと頷いた 「あたしも… 有宮くんのことが好き…」 「橘……」 ゆっくりと再び顔が 近付くと あたしは静かに目を閉じた その時 「お熱いとこ悪いけど 仲間が探してるよ 総長サン」 「……っ?!」 振り向くとそこには 佐条くんが立っていた くすくすと笑いながら あたしたちを見つめている 「な……っ 佐条、てめぇ何しにきた?!」 有宮くんが真っ赤になって言った
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