戻って来た場所で

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「ねぇ いつ…元に戻ったの?」 そういえば 二人の入れ替わりが 戻った瞬間を聞いていなかった 「別にいつでもいいだろ…」 有宮くんはごまかして 教えてくれない 「聞きたいの」 それでもあたしが 食下がると諦めたように 話し出した 「お前が…その… 俺のことを好きだって…言ったときだよ」 「え……」 「聞こえただろ」 「ええーーーっ」 あの時 佐条くんに呼ばれて 再度、屋上に向かった そして階段に立っていた 有宮くん…佐条くんの姿をした彼に 話しかけた… 「あれって佐条くん本人だったの?!」 「あぁ」 けろっとして有宮くんは言う
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