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なんとか難を逃れたオレはすぐさま、その場を去り、寮にある部屋へと戻った。
彼女達が「お風呂に入りにきたわけではないのなら何故、ここにいるの?」という疑問を持つ前に逃げ出せてよかった…
しかし、あの時の自分の素早さは自分で褒めてやりたいくらいだ。
どこかのお兄さんに「忍者マスター 智花」と太鼓判を押してもらいたいくらいだった。
「ははは…」
自虐的な笑みを浮かべつつ、ソファにドカッと座る。
あ~…なんか疲れた……
結局、学校の魅力は発見できず…
お嬢様の魅力なら嫌というほど、感じたけど……
妙な寒気を感じながら、テーブルに置いてある時計をチラっと見る。
「PM0:02」
ちょうどお昼か。
美味しいものでも食べて気分、変えよう…
そう思いたち、ソファから立ち上がり、食堂へと向かった。
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