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先に出るべきだった
仙人を見送る自信がない・・
取り残された方が辛い
俺は何と言ったのだろう
きっと笑えない顔で無理矢理
笑った事だろう
仙人が去るという事を
皆さびしがった
翌日出発の日
仙人のバスもまた夕方発だった
朝いつもの様にお茶を飲み
昼も珍しく一緒に食べた
かと言ってとりわけ特別な
話しをするわけでもなく
ただ時間を共に過ごした
名残惜しいのか
悔しさをぶつけたいのか
何を言いたいのか
とにかくいつも静かな
2人だがこの日も同じ様に
静かに過ごした
ただ仙人が先に出て行く
仙人が出て行った後の
自分に訪れる想いが恐かった
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