エピソード 1 『情熱大陸』

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まぁ良い! 私は高校生の頃から本気でバンドをしていた 自分は絶対プロミュージシャンになると 決めていて高校からの進学、就職活動も 一切無し フリーター~ミュージシャン志向を 進路として学校に認めさせていた 高校の卒業式の翌日に私はギターと4万円 と仲間の見送りを持って東京へと向かった もちろんプロミュージシャンを目指す為 でも4万って金は当時の自分が思ったより 厳しい現実で自分を追い詰めた とりあえず夢よりも生きる為に 私は上野の中華料理屋で住み込みで 働き出した 大阪から来たチャライ若者を 元不良みたいなマスターが可愛がって くれた 朝11時~夜0時まで13時間働く 出前行ったり店の注文や皿洗いや ラーメンの麺湯がきは任せて貰ったり そのうち餃子も焼かせて貰った 休みは水曜日 私はプロミュージシャンを目指して 来たのだが違う生活へと日々追われて いた 日々の暮らしに追われる 私はここに何しに来たのかを見失い ながらも暮らしに追われた その話しはまたいずれするとして 私は1年もせずに大阪へと戻った
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